わたしは以前、過食気味でした。
過食とは食べすぎの状態。
ひどくなると摂食障害といって、食がコントロールできなくなり、無理やり吐くなどの病気に発展する場合もあります。
私は吐くほど深刻ではないものの、
- お腹も空いてないのに食べ物を口にしてしまう
- 空腹がいやで常に満腹状態でいたい
- 食べた後は必ず罪悪感にかられる
など軽度でしたが、過食の状態が7年ほど続いていました。
当時は60kg近く(身長160cm未満)ありましたが、過食から脱出できたら10kgほどするりと痩せました。
摂食障害までいかなくても、プチ過食になっている人は多いかもしれません。
わたしは過食状態から解放され、今では身体がホントに楽だし、好きなときに美味しく食べることができるようになりました。
今日は過食の原因や気づいたきっかけ、私なりの改善策ご紹介したいと思います。
※専門家ではなく個人の経験なので、ご理解いただいたうえで読んでもらえると幸いです。
Contents
過食の原因は、不安からくるストレス解消
昔からぽっちゃり体型だった私は、思春期の頃から「やせたい!」とダイエットを繰り返すも、食べることが大好きゆえに減量できない万年ダイエッターでした。
「幸せそうな顔して食べるね〜」と褒められることも多かったので、
残さず美味しく食べることはわたしの良いところと思っていました。
そんなわたしも社会人になり、仕事のストレスや漠然とした将来の不安から過食に陥っていきました。
不安な気持ちを満腹感でごまかしていたのです。
過食をやめるきっかけは、親からの干渉
だんだん自分でも食べたくないのに食べてしまっていると、どこかで気づいていましたが、どうやって止めたらいいかわかりませんでした。
でもとうとう過食をやめようと決心するきっかけが訪れます。
それは、実家暮らしゆえの親からの干渉でした。
- お腹が空いていようが空いてなかろうが用意される夕飯
- 食べたくないと言えない状況
育ち盛りでもないのに、食べろ食べろと言われることにだんだんストレスを感じていきました。
自分の体くらい自分でコントロールしたい。
いつしか強く感じるようになりました。
自分の中では本当に深刻でした。
人の目を気にするのをやめたら過食がやめられた
過食をやめようと決心したわたしは具体的に次のことを実践しました。
- どんなに親に文句を言われようが食べたくない時は食べないこと
- 友達とカフェや外食に行っても、付き合いで食べないこと
- 意識せず食べようとしたときは「本当にお腹がへってるの?」と自分に問いかける
親の愛情を不意にすることは勇気がいりましたし、女子会でみんながケーキを頼んでいるのに飲み物だけ、というのはまぁまぁシラけます。
でも、もう他人の目なんて気にしてる場合じゃありません。
自分の体は自分で守ると決めたのですから。
そうして本当に食べたい時にだけ食べるようにしていったら、過食は徐々におさまりました。
しんどかった胃や重かった身体がラクになり、気がついたら1年も経たないうちに体重が10kgも減っていました。
過食の改善策は「なぜ食べているのか」にフォーカスすること
もし私のようなプチ過食状態になっている人がいるとしたら、なんらかの慢性的な悩みやがある可能性があります。
それに気付くだけで、モヤモヤしながら勢いに任せて食べてしまう状況から抜けだせるかもしれません。
わたしもストレスがたまると今でも過食になりそうなことはありますが、「本当に食べたいわけではない」と気付いているので、調整することができます。
過食か確かめるために行うプチ断食はおすすめ
自分が普段どれだけ食べ過ぎているか知るきっかけとして役立つのが、プチ断食です。
巷では痩せるために実践している人が多いように思いますが、本来の目的は内臓を休ませて健康な状態に戻すことだと思います。
体重が減るのは結果論で、もとの食事に戻れば体重もまた元どおりになると思います。
でも酵素ドリンクを使って1日や2日だけでも食べることをストップし、少しずつ元の食事に戻す過程で、
- 自分が普段どれだけたくさんの量を食べていたか
- お腹を満たすのにたくさんの量は必要ない
- 食べることでいかに胃が疲れていたか
を知ることができるので、とても良い経験になりました。
今でも半年に1回ほどは満腹中枢と胃をリセットするためプチ断食をしています。
私は、プチ断食はダイエットにならないと思いますが、過食になっているか知るためのとても良いツールだと思います。
自分の体を大切にしないと壊れてしまうかもしれない。