「自分探し」と「かにみそ」と「私。」

かにみそって普段は食べられない。

でも私はかにみそが大好きです。

めったに食べられないからこそ、食べられるときはめちゃくちゃ嬉しい。

かにみそをつまみに飲むお酒が美味しんだこれが!

でも、いくら大好きだからといって、かにみそが毎日食卓に出てきたら、、

最初はこんな美味しいもの毎日食べられるなんて超ハッピー!と興奮するかもしれない。

 

でも毎日食べると、味にも飽きてくるだろうし、感動も薄れてくるのはなんとなく想像できる。

でも、もし自分が「毎食大好きでたまらないものを食べることが人生の幸せなんだ!!」

って勘違いして「大好きなもの探し」に迷走するようになったらどうだろう。

 

自分の大好きでたまらないものは何?

 

どうしたら毎食それを食べることができる?

 

って時間と労力をかけて毎日悶々としているかもしれない。

 

そして、かにみそにたどり着く。

「昔から好きだ好きだとは思っていたけど、やっぱり自分が好きなのはかにみそなんだ!

だってこんなに美味しいんだもん!」

 

そして頑張って毎晩食卓に置くようにしてみる。

でも毎日食べてると、もしかしたら落胆するかもしれない。

「前はかにみそを食べる時、あんなにワクワクしてたのに

今じゃ食べることが普通になってしまった。

やっぱり自分が本当に好きなのは、かにみそじゃないかも」と。

 

好きな食べ物は?と聞かれたら

「焼肉」「お寿司」「フォアグラ」。。。と人によって色々出てくるかもしれないが

「白いご飯!」と答える人は少ないだろう。

大好きでたまらないってわけではないが、私たちはほぼ毎日白ご飯を食べている。

そこに特別な愛着や思い入れはないが、毎日食べても嫌じゃないから毎日食べている。

 

 

「やりたいこと」「好きなこと」を仕事にしたいと躍起になるのも同じことかもしれない。

好きなことと自分の間にはちょうどよい距離感があるから好きなのではないか。

私は

「海外旅行」

「歌」

「ファッション」

が好きだ。

でもこれを四六時中やりたいかと言われたらそうではないことがやってみてわかった。

 

でも、前職で辛いことを我慢してやっていた期間が長かったせいか、

反動のように「絶対好きなことを仕事にしてやる!」と思っていた。

 

人生でやりたいことを探しにワーホリで海外に渡って、何もつかめず帰ってきたり

セミプロみたいな感じで歌手になれないかと本格的にボイトレに通ってみたり

色彩や骨格診断の資格を取って、スタイリストになることが天職かもしれないと思ってみたり。

 

でも決まって、やり始めてしばらく経つとスタート時のようなトキメキはなくなり

「自分がやりたかったことは果たしてこれだったのだろうか」

というスタート地点に戻り、

また新たな「本当にやりたいこと探し」が始まる。

 

仕事はほぼ毎日やること。

であれば、私たちに必要なことは「白ご飯」的な仕事を見つけることかもしれない。

めちゃくちゃ大好き、とか、強い思い入れがある、というわけではないができること。

つまり”苦なく続けられること”

私にとって、とびきりの情熱もないが好きなこと、得意なこと、と言えば

  • 情報をたくさん集める
  • いろんな人とニコニコお喋りする、説明する

でもそれよりも自分が不得意なこと、不快なこと、を避けたほうがぐっとストレスは減りそうだ。

  • スピード感が求められること
  • 同時並行でタスクを進めること
  • ミスが致命的になる職業、業界

 

別にむやみやたらに嫌いなものを食べ続けなくてもいい。

だっていくら栄養があると言っても、食べるのが嫌で毎回の食事が憂鬱になってたら本末転倒もいいとこだ。

バランスよく食べることは大切かもしれないが、自分がわざわざ嫌いなものでその栄養を摂取する必要はない。

 

それは自分の嫌なことを我慢しながら働くことに似ている。

辛くて辛くてしょうがない仕事を、これが仕事だから。と我慢してやり続ける必要があるだろうか。

年配者は言うかもしれない。その辛いことを我慢した先に得るものがあるんだと。

確かに栄養のあるものは食べたほうがいい。

野菜が嫌いだからといって、野菜を全く取らないというのもどうかと思う。

でも本当に野菜が嫌いな人は、野菜を全く食べずにサプリで栄養を補給している人もいる。

病気をせず、健康で、楽しく長く暮らすこと、が目的

嫌なものを我慢強く食べることが目的ではないはずだ。

 

 

ABOUTこの記事をかいた人

山田ハナ

山田ハナ/複業ライター 1987年、奈良県出身。大手損害保険会社に勤めたのち退社。小心者なのにワーキングホリデーを始め、アジア、ヨーロッパ、アメリカなど15カ国を周遊する。より自由な働き方を求めて、現在は複業しながらライター生活を送っています。